着物買取がっかりしないコツ自宅でできる準備と査定アップの5ヒント【あきなや】

2025年9月11日 2025年9月11日

akinaya-kurihara

大切にしてきた着物や、思い出が詰まったお母様やお祖母様から譲り受けた着物。いざ手放すとなると、「本当にこの金額でいいのかしら？」「安すぎてがっかりしたくない」と不安に感じる方も少なくありません。

この記事では、着物買取で「がっかり」という経験を避けるために、お客様がご自宅でできる準備や、適正な査定金額を引き出すための大切なポイントを、あきなやが5つのヒントとして分かりやすくご紹介します。初めての方でもご安心ください、一つずつ丁寧にご説明いたします。

大切な着物を後悔なく手放すための5つのヒント

着物の査定を依頼する前に、少しの準備でその価値を正しく評価してもらえる可能性が高まります。ぜひ以下の点をご確認ください。

ヒント1：着物の種類と保管状態をまとめて確認しましょう

お持ちの着物が、振袖、留袖、訪問着など、どのような種類かご存じですか？種類によって需要が大きく異なります。

あわせて、タンスから出して状態も確認してみましょう。目立つシミや汚れ、虫食いはもちろんですが、湿気によるカビや保管時のシワ、こもった匂いなども査定に影響します。無理に洗濯する必要はありませんが、査定前に一度風通しの良い場所で陰干しするだけでも印象が変わります。まずはご自身の着物の状態を知ることが、がっかりしないための第一歩です。

ヒント2：証紙や落款の有無を探してみましょう

作家ものや大島紬、結城紬、牛首紬などの産地物には、その品質や由来を証明する「証紙」や、作家の署名である「落款」が付いていることがあります。これらは着物の価値を大きく左右する重要なポイントです。着物のたとう紙の中や、裏地、衿元などをよく確認してみてください。もし見つかれば、査定時に必ず提示しましょう。有名作家の作品であれば、高評価に繋がる可能性が高いです。

ヒント3：帯や和装小物も一緒に査定に出してみましょう

着物単体だけでなく、セットになっている帯や帯締め、帯揚げ、草履、バッグなどの和装小物も一緒に査定に出すことをおすすめします。これらも合わせて評価されることで、査定金額がアップする可能性があります。特に、着物とのコーディネートが美しいセットは、次の持ち主の方にも喜ばれます。

ヒント4：意外と重要！着物のサイズを確認しましょう

実は、着物のサイズも査定額を左右するポイントの一つです。特に、身丈が160cm前後で作られた標準的なM～Lサイズの着物は、次に着る方（買い手）が多いため需要が高く、高値が付きやすい傾向にあります。「サイズなんて気にしたことがなかった」という方も多いですが、これはプロが注目する査定のポイントです。

ヒント5：海外にも目を向けている買取店を選びましょう

近年、日本の着物は海外で「Kimono」として美術品やファッションアイテムとして非常に人気が高まっています。そのため、海外への販路を持つ買取店は、日本では需要が少ない色柄やデザインの着物でも、海外の市場で価値を見出すことができます。日本では値段が付かずに「がっかり」していたかもしれない着物が、思わぬ高値で買い取られるケースも少なくありません。